第2回:ちょっと長めの自己紹介

ちょっと長めの自己紹介

皆さん、こんにちは。テラオカ電子です。皆さんが、この記事はどんな奴が書いているのか気になると思いますので、今回は、ちょっと長めの自己紹介を述べます。私の経歴、現在の取り組みのあと、最後に唐突ですが皆さんへのメッセージを述べます。

私は、某企業(大きい会社です。新聞にもよく記事がでます)で22年間エンジニアとして働いていましたが、仕事ができなくなって退職しました。学校で成績が悪いと、グレて退学しますがそれと同じです。その後、某国立大学の大学院博士後期課程で磁性体材料の研究をしていましたが、研究成果を出すことができず中退しました。そして、数学の高校教員として私立高校を数校さすらった後、某県に新規採用され(当時最高齢だったと思います)、某県立工業高校で10年間、電気やプログラミングを教えてきました。現在、某県立普通科高校に勤務していますが、なぜかここでも引き続き工業科目を教えています。ちなみに、資格マニアではないのですが、教員免許は、工業、商業、情報、数学、理科、公民、国語および英語の8教科を持っています(これを無自覚資格マニアというのですね)。かっこよく言うと、各教科の見方、考え方を日々の授業に反映させたいと考えています。

YouTubeチャンネルを開設

ライフワークとして高校生がAIを学ぶ教材を作っていて、工業高校での授業で使ったものを中心にYouTubeで一般公開しています。YouTubeのサイトでテラオカ電子と検索すれば観ることができます。AIは面白いので、人生に退屈している方はぜひ見て感想などを聞かせていただけると嬉しいです(AIなんて難しいと思わなくていいです。知らないうちにすでに使っているのですから)。このYouTubeチャンネルは、5年前に立ち上げたものですが、現在150程のコンテンツをアップしています。

このYouTubeを立ち上げたきっかけは、「課題研究」を受ける生徒から、事前に知らされた案内から想像していた内容と、実際に取り組んだ内容が、「全然思っていたものと違っていた」と言われたからでした。そこで、「課題研究」のテーマをYouTubeで事前に公開して、「こんなテーマをやりますよ」と生徒に知らせることにしました。当初は、電子工作をアップしていましたが、最近はAIのコンテンツをアップしています。

ちなみに、この活動は全くの個人的なものでしたが、東レ科学振興会から理科教育企画賞(2020)理科教育賞(2021)をいただきました。

【YouTubeチャンネル「テラオカ電子」はこちらから】

https://www.youtube.com/@user-uh4dt9lb9t/videos

YouTubeチャンネル「テラオカ光子」を開設

今年はChatGPTが話題でしたが、引き続き2020年代は「生成AI」の時代になりそうです。振り返って2010年代は、画像認識を始めとするディープラーニングでブレークスルーが起こった「認識AI」の時代でした。では、皆さんが活躍する2030年代は、どのような時代になるのでしょうか?未来のことは断定できませんが、「量子コンピューター」の時代が来ると言われています。現在、国、企業の間で社会実装に向けた熾烈な競争が繰り広げられています。先日も国産量子コンピューターの2号機がニュースで取り上げられていました。ちなみにCQ出版からも、藤井啓祐ら『ラズパイ電子工作&光の実験で理解する量子コンピューター』という本が出ていて私も読んで勉強しています。そのような理由で、高校生が量子コンピューターを学べる教材の作成を始めました。8月に新たにYouTubeチャンネル『テラオカ光子』を開設して量子コンピューターの教材の動画をアップしています。まだ動画数は少ないですが、こちらもご視聴いただき感想を聞かせてください。

【YouTubeチャンネル「テラオカ光子」はこちらから】

https://www.youtube.com/@user-dd8hj8vz1c/videos

最後に、皆さんへのメッセージですが、ハンター・S・トンプソン(どんな人かは検索してください「飾りじゃないのよスマホは、ははーん♪」(昭和のカリスマアイドルより))の言葉を贈りたいと思います。

「人生は、きれいに手入れの行き届いた体で安全に墓までたどり着くための旅であってはならない。もうもうと立ち込める煙のなか、船の甲板を転がって舷側(げんそく)に叩きつけられ、全身が傷だらけになってすっかり疲れ果て、『まったくなんてひどい乗り心地だ!』と、大声で泣きわめいてこそ人生だ。」

彼の真似をしなくてもよいですが、この意気込みは参考になります。どうぞよろしくお願いします。

【中森明菜の『飾りじゃないのよ涙は』はこちらから】

ご意見・ご感想等ありましたらコメントください。今回はここまでです。

テラオカ電子 

追記1 新しい学習指導要領

 前回(第1回)のところで、学習指導要領の話を述べましたが、現在、2030年度の次の学習指導要領の検討が始まっています。文部科学省の「次期教育振興基本計画」の答申では、次の学習指導要領のコンセプトは、「持続可能性」と「ウェルビーイング」であると紹介されています。生徒の目指すべき姿として、今の学習指導要領では、「問題(課題)発見」と「問題(課題)解決」ができる人ですが、次は、それに加えて、持続可能でウエルビーイング(幸福)な社会をつくっていける人を目指しています。

 振り返ってみると、昔の学習指導要領では、先の大戦において「侵略」と明記するか、数学(算数)において、円周率を「3」とするか、2次方程式の解の公式を入れるかどうかなど、何を教えるか(What)が焦点でした。工業社会では、悪い意味ではなく、「均質な学力」が求められたからでした。今の学習指導要領では、予測不可能な社会に対処するため、「アクティブラーニング」や「探究学習」のようにどのように学ぶのか(How)にも重点が置かれました。そして、次の学習指導要領では、ウェルビーイングな社会をつくるという、なぜ学ぶのか(Why)が目指されたと思います。

 「無理ゲー社会」と将来不安がまん延している現代ですが、パーソナルコンピューターの父とされるアラン・ケイは、

「未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ」(The best way to predict the future is to invent it.)

と言っています。高校生の若い皆さんの力で良い社会を築いていきましょう。

【文部科学省:「次期教育振興基本計画答申ポイント解説」はこちらから】

【内田由紀子先生(中央教育審議会委員)の「計画ポイント解説~ウェルビーイング編~」はこちらから

追記2 アイコンのこと

テラオカ電子のアイコンに使っているこの画像は、画像生成AIであるMidjourney(ミッドジャーニー)で作ったものです。自身のアイコンとして使っています。メイキング動画は、こちらのURLから観ることができます。

【テラオカ電子:『生成AIでイメージ画像をつくりました。』はこちらから】

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