100万人超インフルエンサーが本郷中学校・高等学校に登壇!デジタル社会の新常識「デジタルシティズンシップ」とは?

先日、本郷中学校・高等学校にて、中学3年生から高校2年生の希望者を対象に、特別講演会が開催されました。登壇したのは、YouTubeやTikTokなどで合計100万人以上のフォロワーを持つ大人気インフルエンサー「あきとんとん」さん。テーマは、デジタル社会を生きる私たちにとって不可欠な教養「デジタルシティズンシップ」です。

講演会は100人を超える生徒が集まり、大盛況。座学だけでなく、実際に偽情報を見破るワークショップも交えた実践的な内容に、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

この記事では、インフルエンサーならではの視点で語られた講演会の内容と、その熱気あふれる様子をレポートします。生徒だけでなく、教育関係者の皆様も必見の内容です。

講師は教育系インフルエンサー「あきとんとん」さん

今回、教壇に立たれたあきとんとんさんは、数学や科学の楽しさを伝える動画で絶大な人気を誇る教育系インフルエンサーです。

  • SNSフォロワー:
    • YouTube: 55万人
    • TikTok: 64万人
    • Instagram: 13万人
  • 生年月日: 1996年5月3日
  • 出身: 大阪・寝屋川市
  • 趣味: 筋トレ、旅行、サウナ、ピンバッチ収集
  • 著書: 『数学公式図鑑』や『算数ひみつの7つ道具』など、多数の書籍も出版

日々、何十万人というフォロワーとSNSを通じて向き合っているあきとんとんさんだからこそ、その言葉にはネットのリアルな実体験に裏打ちされた説得力があります。

「デジタルシティズンシップ」って、結局なに?

講演のテーマであるデジタルシティズンシップ。皆さんはこの言葉を正確に説明できるでしょうか。

あきとんとんさんは、これを

デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し、参加する能力

と紹介。さらに、生徒たちに分かりやすく

『廊下は走ったらあかん』『万引きはダメ』といった現実社会の当たり前のルールが、デジタルの世界にももちろんある と解説しました。

しかし、そのルールは「誰も教えてくれない」のが現状です 。講演では、デジタルシティズンシップを構成する以下の6つのテーマに沿って、具体的な事例と共にその重要性が語られました。

  1. メディアバランスとウェルビーイング
  2. 対人関係とコミュニケーション
  3. セキュリティとプライバシー
  4. デジタル足あととアイデンティティ
  5. ニュースメディアリテラシー
  6. ネットいじめ・もめごと・ヘイトスピーチ

インフルエンサーが語るSNSの「リアル」

特に印象的だったのは、インフルエンサーとしての実体験に基づくコミュニケーションの話です。

「こっちは何も分からない」という恐怖

私たちは毎日SNSでインフルエンサーを見ているため、まるで友達のように感じてしまいがちです。しかし、送られる側は相手の顔も年齢も分かりません 。あきとんとんさんは、ある筋トレ系インフルエンサーが「胸の筋肉の付け方を教えて!」というDMに怒っていた事例を紹介 。その理由は「誰だか分からない相手に、仕事の情報をタダで教えろと言われているようで不快」というものでした

気軽に送ったつもりのDMが、相手を不快にさせてしまう。これは、オンラインの世界では自分の言動が意図せず「世界」にまで届いてしまう可能性があることを示唆しています

なぜ人は偽情報に騙されるのか?

講演では、偽・誤情報を見分けるワークショップも行われました。なぜ私たちは騙されてしまうのか。その理由として、あきとんとんさんは2つのポイントを挙げました。

  • 確証バイアス: 「本当だったらいいな」という感情が、その情報を信じ込ませてしまう心理的な働き。
  • SNSの特性: SNSはアルゴリズムによって自分の好きな情報ばかりが流れてくるため、視野が狭くなり、物事を極端に捉えやすくなる。

災害時やお金に絡む話では特に偽・誤情報が増える傾向があるため 、「情報源はどこか?」「他のメディアではどう報じられているか?」と一度立ち止まって考えることの重要性が強調されました。

講演を終えて

講演後には、あきとんとんさんを囲んでミニサイン会が開催され、長蛇の列ができました。生徒たち一人ひとりと気さくに交流する姿が印象的でした。

今回の講演は、「SNSは使うな」「スマホは危険だ」と一方的に禁止するものではありません。あきとんとんさんが最終的に伝えたかったメッセージは、「

ネットの怖い一面を知ったうえで、上手に使いこなそう ということ。

デジタル社会の一員として、自分にも周りにもプラスになるように、そして世界が少しでも明るくなるようにデジタルツールを使ってほしい —。このメッセージは、デジタルネイティブである生徒たちの心に深く響いたことでしょう。


【教育関係者の皆様へ】貴校でも「デジタルシティズンシップ」講演会を実施しませんか?

今回の本郷中学校・高等学校での講演会は、生徒たちがデジタル社会との向き合い方を「自分事」として考える、またとない機会となりました。

  • 生徒が惹きつけられる現役インフルエンサーによる講演
  • 実体験に基づいた、リアルで説得力のある内容
  • 座学だけでなく、ワークショップを取り入れた参加型の授業

このような出張講演会に興味をお持ちの先生方はいらっしゃいませんか?

あきとんとんさんは「全国の学校を回ってみたい」と語られています。ご興味のある学校関係者様は、ぜひお気軽にCQゼミまでお問い合わせください。

▼お問い合わせはこちらから

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