VRを使った近未来の文化祭 最優秀賞受賞

府中西高校(東京都府中市)の文化祭「陽光祭」(9月)で、1年8組の生徒40人が
VRを使ったジェットコースターを作り上げた。

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ジェットコースター完成の道

教室内には4つの船があり、VR体験だけでなく、風や霧の演出も楽しめるアトラクションになっている。
コンセプトは“空飛ぶサメから世界を救うこと”、来場者には空飛ぶサメの調査に行ってもらう。

VRゴーグルをつけて冒険にいざ出発!

一体どんな世界が広がっているのか…?

https://youtu.be/OO33GUJxRJc?si=n-pxpZJhPGX4YCxC

iPadに表示した動画にあわせてメダカ号を人力で操作

来場者には、「メダカ号」に乗船してもらい、VRを装着して、調査に行ってもらう。途中サメに食われる場面や、海面に近づいている場面では、風を起こす、霧を振りかけるなどの工夫を施した。また、船が映像と連動して動くので、まるで本物のような体験ができる。
企画者代表は、「VRの他に色々な演出があったことで、来場者さんに『おもしろい!楽しかった!』と言ってくれたのがとてもうれしかったです。」と話す。

場面にあわせて、うちわで風を起こしたり、霧を吹きかけたりして本物のような体験を演出

教室の床に傾斜がついているのがお分かりいただけるだろうか?

VRジェットコースターを楽しむ来場者だけではなく、船を動かす生徒も一緒に盛り上がる

メダカ号のここがすごい!!

来場者の大半が絶賛してくれた船「めだか号」。その船にはある工夫を施していた。
それは、船が揺れるということだ。VRの画面だけではつまらないというクラスの声があり、船の下にバランスボードを装着するアイデアを思い付いた。
バランスボードは、取っ手を船側の角材にはめ込むことで取れないように固定して、メダカ号を自在に動かすことができ、その結果、臨場感のある揺れを作ることに成功!

思わずバーにしがみつく来場者。一体どんな世界を体験しているのか??

多くの来場者

文化祭本番では、約400人もの人が訪れてくれた。中にはジェットコースターが目当てで来たという人も。
アイデアあふれる企画とクラス全員の協力によって、1年8組はPRパネル大賞、文化祭部門最優秀賞を受賞することができた。
「多くの方に来ていただけたのは、準備やPRを文化祭当日までやってくれたクラスのおかげだと思う。」と企画代表者は語った。

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